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サーバーサイドエンジニア脱脂綿のログ。

2018年のアウトプットを振り返る

この記事は『エンジニアの登壇を応援する会』 Advent Calendar 4日目の記事です。

adventar.org

今年登壇した内容をざっくり振り返り、全体振り返り、登壇による心境の変化と、来年について書いてみたいと思います。

今年の登壇

とはいいつつも実物を社外公開できるものはLT資料のみなのですが、そこはご容赦ください。
如何せん機密にしたがりの会社ゆえ。。。

社内LT:「やってきたことと今後やること」

社内で業務自動化マクロを作り、これを最大限(やや過剰気味)にアピりました。
そのおかげでか社内では「自動化チョットデキル」奴だという扱いに。
開発者に軸を置きながら運用をやりますという宣言をした事で、面談等で上司と話す時もスムーズに行く事が多かったです。

社内LT:「ふりかえりのすゝめ」

カイゼン・ジャーニーを読み終えたことで、「チームでふりかえりがしたい!」と強く思い、チームに5分間でふりかえりの必要性をLTしました。
実際にふりかえりを始めているのは私を含めて3名(チームは10名以上)なので少ないのですが、2人は動かせたと思うことにしています。
余談ですがこのLTをやった当日だか翌日だかに「登壇の技術を勉強する会」に参加し聞く内容全てが耳に痛かったです。
準備不足を痛感し、登壇上手くなりたい! とその場で「エンジニアの登壇を応援する会」Slack参加を決意。

社内LT:「脱脂綿ジャーニー」

脱脂綿の部分は本名です。
所属情報が載ってるスライドがいくつかあるので表に出せません...
社外勉強会に積極参加して成長しよう! というテーマで発表し、インフラ勉強会やサポーターズコラボの紹介をしました。
いや、この時はまだエンジニアの登壇を応援する会には殆ど関わっていなかったので(逃)
この中で社内で運用☆ちゃん輪読会を企画することを宣言し実践したのですが、その内容はインフラ勉強会アドカレで。

adventar.org

LTの評判は良かったです。その後の勉強会にも結構な人数が参加してくれました。
「登壇の技術を勉強する会」で学んだノウハウを少しは盛り込めたからかもしれません。

勉強会:システムの問題地図輪読会 第8回 8丁目システムの仕事にいい人材が集まらない

https://docs.google.com/presentation/d/1436xOUDK0Z3tx2mFG5RG62zMIwEDBU4fZv2socgctVs/edit?usp=sharing
初めて #インフラ勉強会 で登壇した回です。
「システムの問題地図」(沢渡あまねさん)という本の輪読会、最終回を担当させていただきました。
1時間のセッションで緊張しきりだったの覚えています。1時間って!
著者参加型の輪読会ってやっぱ恵まれてるなあと思いながら、締めの言葉を沢渡さんにいきなり振って了承頂けたこと感謝しかないです。
次やる時は事前にネゴります(小声)。

LT:秋の夜長に自由研究LT「楽しい! に敏感になること」

こちらで振り返りと資料を乗せています。
https://dassimen-engineer.hatenablog.com/entry/2018/11/23/143858
敢えてこういう書き方をしますが、自分の発表が上手くいったかといえば、上手くいっていないLTでした。
比べてもしょうがないのですが、他の方のLTの方が会場盛り上がってましたし。
しかし「あーあの人プレゼンうまいなー凄いなー」だけでなく、「何故この人のプレゼンを上手いと感じるのか」と分析するようになったので、上手く話せなかったにせよ、得るものは大きかったのだと確信しています。

Podcast:aozora.fm

https://fortegp05.github.io/aozorafm/
私の成し遂げたいものは何か? それをどう探すか? という事について、@FORTEgp05 さんに相談に乗っていただいたような形でPodcastとして配信させていただきました。
今年1番驚きのアウトプットですね。Podcastはやらないと思っていたので。
自分がかなり口下手で、かつアドリブでしゃべると誤解を招く表現をしがちであると認識しており、Podcastで配信する事に大変な恐れがありました。
最終的には生放送じゃねえしいいや! と踏ん切りつけてFORTEさんに「やりたいっす」と言った所、存外早く公開いただいたので今年のアウトプットに含めることができました。

登壇以外の成果物

登壇以外のアウトプットとして、実業務のため作ったもの。
ソースコードは持ち出せない所にあるのですが、作った実績だけアピール。

VBAマクロ : 「Webアプリから情報取得して整形するやつ」

異動して配属された先で、Webアプリから10項目くらいを手動でExcelにコピペして一覧表を作ってました。これを1日多い時20ページ分。
かなしくて泣けてきたのでJSで抜いて整形してやろうとしたのですが、ブックマークレットが効かず。
Officeの機能でWeb画面から指定した項目のデータ抽出ができるという話だったのですが、こちらも効かず。
諸々試行錯誤した挙げ句、まずページ全体をクリップボードにコピーさせ、そのテキストから正規表現で目当ての項目を抜くという謎アプローチで解決することになりました。
初めてVBA作りましたが、Excel作業を自動化する分には便利だなーという感想。
現在でも元気に毎日稼働してます。

VBAマクロ:「証跡撮ったらよろしく並べるやつ」

タンポポ業などと揶揄される、画面ショットを撮ってExcelに並べる作業を私もやるので、
せめてFn+Alt+PrintScreenしたら直でExcelに行くようにしました。
よろしく並べるようにしたかったんですが実際には貼った後微調整は必要。

VBAマクロ:マスタデータ抜いてよろしく資料化するやつ

40本くらいDBにSQL投げつけてcsv抜いて、これをExcelに貼り付けて...って作業を自動化。
キャッチアップ含めて結構な時間を使わせて貰ったのですが、完成してから2ヶ月程で作業自体がなくなりました。
ちょっと悲しかったのですが、業務運用そのものを見直す視点が持てたので良し。

ブログ:dassimen.log

忘れてはいけないのがこのブログを始めたことです。
カイゼン・勉強会・技術、と良いつつ勉強会以外はあまり書けていませんけども。
自分の学習記録としてはscrapboxを使ってしまっているのであまり技術やカイゼンネタを書けていませんけども。
それでもアウトプットの場として今後も記事を書いていくつもりです。

振り返って

並べてみた所、思ったより数はあるなというのが正直な印象でした。大体2ヶ月に1回は登壇してることになるので。
まず社外で自分が喋る、というアクションを起こせた事はやったぜと思っています。
多分1月の私を捕まえて、「社外で登壇しろ」と言ったら超高速で首を横に振ると思います。
今なら「やります! 何喋るかは後できめまーす」です。このマインドの変化はこの1年で得た大きな成果です。

しかしアウトプットの方法について、相手に伝わる所まで真剣に考え抜いた登壇となると少ないです。
来年は量もそうですが、質を高めていきたい。やりたいことは決まっているので。

「会場と一体感の生まれる登壇」を増やしていきたいと思います。

来年やりたい:会場と一体感の生まれる登壇

笑い声だったり、愛のあるヤジだったりといった、受け取り手が会場にいるから生まれる空気感を作りたいと思っています。
自分の今年やってきた登壇の中ではあんまりそういったものを生み出せた気がしていません。
そしてそれが可能であるお手本をいくつも見せていただいた1年だったと思っています。

特に好きなのはやっぱ自由研究LTで聞いた「タイムゾーンの基礎教養@kumatira」。
次は絶対高橋メソッドで喋ったろうと心に誓ってます。
勿論、ただ高橋メソッドやれば望む空気感が作れると思ってるわけじゃあないですよ!

来年この記事にリンクして、この目標が達成できた事と、なぜそれが達成できたかを書く事ができれば最高に気持ちがいいと思うので、実践したいです。

アウトプットを始める人に応援メッセージ

あんまり書くと技術書展6に書くネタが無くなるので控えめに。
成果物のチェックは勿論、やるべきです。しかしいざ世に出そうとする時は自分の中の厳しい声を「無視する」事も大事です。

少なくとも私は今年ずっとそうしてきました。自分の中で70点、60点、50点でもとりあえず出すか...というのが今年のスタンスです。
(社外と関わりを強く持ち出したのは9月からですが、それまでも社内で色々動いていたので今年中ずっとこのスタンス)

お金を頂く同人誌においてはまた少しスタンスを改めないといけないと思っていますが、少なくともブログとかLTみたいな場まで完璧主義者になる必要は無いんじゃないかと。

アウトプットを続けられた1つのマインドとして、ご参考までに。